旅の風景 - チョコレート王とドラゴン

Personal work, Water color , pendrawing

2024

建築家、アントニ・ガウディの「カサ・バトリョ」と、「カサ・アマトリェール」を描いた水彩画です。

 

 

 

 

 

リソグラフ4色に分版したポストカードも作成しました。原画とはまた違った色味になっています。


2024年6月にOPA galleryさん開催されたグループ展「旅の風景4」の展示作品です。
今回は2017年に訪れたスペイン・バルセロナへの旅から、建物のある風景5点を描きました。

右手は恐らく世界で一番有名な建築家、アントニ・ガウディのカサ・バトリョ。
まるで方眼紙のようにぴっちりと区画整理されたバルセロナの街の中に、当たり前のように並んでいる摩訶不思議な建物で、
「骨の家」とも呼ばれ、ドラゴンをイメージさせる装飾が見られます。

左側に並んでいるのは、チョコレート王の屋敷と呼ばれるカサ・アマトリェール(スペイン最古のチョコレート店を営むアントニ・アマトリェール氏の邸宅とのこと)。
ぴっちりとグリッドに沿って整列した、装飾の美しい建物です。

このふたつだけを切り取ると、まるでおとぎの国のよう。
夢の国のアトラクションではなく、こんな建物が街中に平然と並んでいるなんて、なんとも不思議です。

サグラダ・ファミリアやコロニア・グエルも訪れましたが、
個人的に一番印象的だったのがこのカサ・バトリョでした。
アマトリェール邸の中は見られなかったので、いつかまた行ってみたいです。

それにしても、見事なまでに左右対称で規則正しく整列したアマトリェール邸と、
不規則の塊のようなカサ・バトリョ。あまりに対照的で、描いていて非常に面白かったです。

ちなみにアマトリェール邸の完成は1900年で、カサ・バトリョの着工は1904年。
内装の写真を見ていると、アマトリェール邸の内装に見られるステンドグラスの扉がどこかカサ・バトリョのステンドグラスの窓と似ていて、
なんとなく、ガウディの敬意が感じられるように思っています。

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