『別冊 暮しの手帖 100歳おめでとう 影絵作家 藤城清治』

2024, magazine 『別冊 暮しの手帖』挿絵
pendrawing & 透明水彩

このイラストは、雑誌『別冊 暮しの手帖 100歳おめでとう 影絵作家 藤城 清治』 のために描いた建築イラストです。 影絵作家の藤城清治さんのアトリエを、uni ball signoと透明水彩を用いて、鳥瞰図で描きました。愛猫やたくさんの画材、本に囲まれた様子を細密に丁寧に描いています。 イラスト:久米火詩
このイラストは、雑誌『別冊 暮しの手帖 100歳おめでとう 影絵作家 藤城 清治』 のために描いた建築イラストを部分的にクローズアップしたものです。本棚の中に大きなテレビがあり、水彩の分離がよくわかります。小さな人形や画材が置かれた様子も見ることができます。イラスト:久米火詩
このイラストは、雑誌『別冊 暮しの手帖 100歳おめでとう 影絵作家 藤城 清治』 のために描いた建築イラストを部分的にクローズアップしたものです。椅子には100歳になる藤城先生が座って制作しており、愛猫がその様子を見守っています。壁際にはたくさんの画材が詰まった引き出しが並んでいます。イラスト:久米火詩
このイラストは、雑誌『別冊 暮しの手帖 100歳おめでとう 影絵作家 藤城 清治』 のために描いた建築イラストを部分的にクローズアップしたものです。木製のグランドピアノも置かれており、足元には愛猫のアビーちゃんが、机の上には影絵の作品が並んでいます。イラスト:久米火詩
このイラストは、雑誌『別冊 暮しの手帖 100歳おめでとう 影絵作家 藤城 清治』 のために描いたイラストの、水彩原画を撮影した写真です。イラスト:久米火詩
2024年11月に発行された『別冊 暮しの手帖 100歳おめでとう 影絵作家 藤城清治』の「憧れの「藤城スタジオへ」という企画ページを撮影した写真です。イラストは、久米火詩が描いたものです。
雑誌の中の小さなカットとして描いた人物画の原画です。真っ赤なワンピースの女性が、感激したり、何かを発見したりする様子をイラストにしました。透明水彩と、uni ballsignoを使用しています。
雑誌の中の小さなカットとして描いた人物画です。真っ赤なワンピースの女性が、感激したり、何かを発見したりする様子をイラストにしました。透明水彩と、uni ballsignoを使用しています。

影絵作家、藤城清治さんの100歳をお祝いした特別号『別冊 暮しの手帖 100歳おめでとう 影絵作家 藤城清治』にて、「憧れの藤城スタジオへ」という企画に参加させていただきました。

スタジオの鳥瞰図や、外観などを描かせていただいているほか、
とっても光栄な(畏れ多い)ことに、スタジオに伺った際のコメントなども載せていただいています(ライターの柏田花さんが素敵にまとめてくださいました)!

藤城さんの影絵の始まりは、初代編集長、花森安治さんのすすめで「暮しの手帖」に影絵童話を連載したところだそう。

私の母も「暮しの手帖」で藤城さんの影絵に魅了され、私の元には幼い頃から藤城清治さんが暮しの手帖社さんと作った絵本がありました。

学生時代、教文館さんへ原画展を見に行ったり、サイン会に並んだりした思い出もあり(握手していただいた際には、まるで魔法使いの指先に触れた思いでした)、
今回のお話をいただいた際には、こんなに光栄なことがあるなんて! と信じられないくらいでした。

実際に「藤城スタジオ」にも取材やために伺わせていただき、100歳とは思えないお元気なお姿と溢れるエネルギーを直に感じることができて、なんとも贅沢なお仕事でした。

これほど建築イラストを描いていてよかったと思ったことはないかもしれません(笑)。

今回は現地で撮影させていただいた写真や、採寸を元に、外観や、鳥瞰図を制作しています。

何しろ同誌の中は私の絵の他は全て藤城先生の絵やお写真ばかりなので、せめて今できる限りを、と精一杯描かせていただきました。

隅々まで細かく描かせていただいたので、ぜひ誌面でじっくりご覧いただけると嬉しいです(藤城さんの「ケロヨン」人形も隠れていたり。見つかるでしょうか)。

誌面では、濱津和貴さんの素敵なお写真と共に、もっと詳細に紹介されています。

さまざまなインタビューや、寄せられたお祝いのメッセージ、これまでの活動を追う年表や、
暮しの手帖社さんならではの貴重な資料、そして絶版となった絵本の復刻収録など、とっても豪華な一冊になっています。

藤城さんの絵や技法に関しては今までもさまざまな書籍で拝見しましたが、
こんなに「藤城清治さん」について語られた本は、なかなかないのではないでしょうか。

可愛らしい付録もついていますので、ぜひ書店で手に取ってみてくださいね。

CL : 株式会社暮しの手帖社

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Magazine | 『建築知識』2024年10月号